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第2回コーデックス委員会バイオテクノロジー特別部会
生活クラブ生協 清水亮子、柳下信宏

2001.3.25コーデックスバイオ特別部会の会議風景
遺伝子組換え食品の国際基準について討議する第二回コーデックス委員会バイオテクノロジー特別部会が3月25日から千葉県幕張で開かれています。国際協同組合同盟の一員として生活クラブ生協から2名が公式オブザーバーとして会議に参加しました。
会議の様子を報告します。
第2回Codexバイテク特別部会は、今日も懲りずに「追跡可能性」です。
午前中は予定されていた「組換えDNA作物の安全性評価に関するガイドライン」についての議題を大急ぎで済ませ(ほとんどは文書の字句修正に終始しました)、午前中の最後になって、「追跡可能性についての作業グループ」の報告が行われました。
このグループは追跡可能性(トレーサビリティー・traceability)についてだけ討議をするためだけに昨日設置されたものです。作業グループ議長は日本の宮城島氏が担当しました。
その報告を聞いてびっくり!
宮城島氏がまとめた作業グループの”合意文書”の内容には驚くやら、腹が立つやら。EUが合意していないことに関して、合意が得られたと報告してきたのです。追跡可能性について本文への記載が削除され、「追跡可能性についての議論はコーデックス総会においてなされるべき」という脚注をつける、というものでした。
この報告では、当然のことながらヨーロッパ諸国からの合意は得られるわけもなく、追跡可能性については、何の結論も出せず、来年の作業部会まで持ち越されることになりました。
ひどいことに追跡可能性についてフランスが用意したディスカッション・ペーパーに至っては、何の議論もされないまま来年に持ち越され、来年はパラグラフごとに細かく検討することとなりました。つまり追跡可能性については、来年もまた今年と同じところから始めるということで、気の遠くなる話です。
議題の最後では、来年の特別部会に向けての作業について話し合われましたが、その中で、米国の提案により組換えDNA微生物の安全性評価についての作業部会が設置されることになりました。Codexの規則によって、その作業部会の議長国は米国となります。
議長は、特別部会の時限が2003年までと限られている中で、この作業部会を設置することに不安を表明していました。
もう一つ、アレルギー誘発性についての作業部会もカナダを議長国として設置され、こちらも遺伝子組換え推進派の最先鋒であるカナダの提案によるものであるだけに、今後注意していかなければなりません。
明日の会議は、予定通り休み日で、明後日の3月30日が最終日となります。
来年の特別部会は3月4日〜8日、今回と同じく幕張メッセで開かれる予定が確認されました。
次は明後日です。