遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
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2001年9月20日

厚生労働大臣
坂口 力  殿

東京都目黒区目黒本町1ー10−16
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐

遺伝子組み換えジャガイモ
「ニューリーフ・Y」の申請受理への抗議と却下の要請

冠省 貴省は、9月3日モンサント社の遺伝子組み換えジャガイモ「ニューリーフ・Y」の申請を受理した。この「ニューリーフ・Y」は、7月11日森永製菓の「森永ポテロング」「森永ポテロング・スモークチーズ味」、7月18日P&Gの「プリングルス」から未承認ジャガイモとして検出され、回収騒ぎを起こしたものである。

すでに未承認ジャガイモ「ニューリーフ・プラス」は申請中であったが、9月13日に急遽承認された。5月24日、この「ニューリーフ・プラス」が検出された「オー・ザック」に関しては、厚生労働省の検査で検出されたにもかかわらず、8月10日「廃棄処分」という口答での報告以外、未承認ジャガイモの混入原因についてはいまだに厚生労働省、ハウス食品からも発表されておらず、輸入ルートの追跡調査を行い市場から排除されることもなかった。

ハウス食品に限らず、自主検査で検出し回収したその他の企業の原因報告もこれまでまったくなされていない。何よりも問題なのは、今回未承認ジャガイモを開発したモンサント社や輸入会社などの責任が明らかにされていないことである。また製造販売会社、開発企業、輸入会社に対するなんの処分もなされていないのは、はなはだ疑問である。

現在米国での遺伝子組み換えジャガイモの作付け面積は減少しており、来年には作付けされないであろうといわれている。こうした現状から見ても、いま新たに申請を受理する必要はまったくないといえる。このジャガイモの申請は、開発会社や食品会社に対する配慮であり、消費者の健康や安全は二の次にされているといわざるをえない。

今回の厚生労働省の申請受理はいかにも拙速である。未承認の作物をなくすための申請受理であり、従来通りの形式的な審議に基づく承認であってはまったく意味がない。 
特にこれまでもさまざまな不祥事を起こしているモンサント社の企業データのみで安全性を確認したとすれば、非常に問題である。時間をかけて厚生労働省独自のデータをとり、安全性を確認すべきである。その間輸入販売を認めるべきでなく、承認するなどもってのほかである。

不祥事を起こした企業に対しては、厳罰に処すべきことは言うまでもない。ジャガイモに関しては、十分に国産品でまかなえるのであり、食品会社に対して国産品使用を指導すべきである。

厚生労働省は、なぜいま問題を起こしている未承認作物の申請受理、承認を急ぐのか。それが検査費用の節約、米国に対する政治的配慮、企業活動の規制緩和(放棄)であるとすれば、これによってリスクを負担するのは日本の生産者であり、消費者にほかならない。厚生労働省が申請受理したことに強く抗議するとともに、この申請の却下を要求する。

これから「ニューリーフ・Y」を審議する審議会の構成は、業界関係者や推進派の学者、特定の消費者団体に限られており、公正な審議が行われるのか疑問である。このような審議では、消費者が無視されているといわざるをえない。単なるアリバイ工作を改め、真摯なる審議を要求する。従来のパブリックコメントなどという「意見を聞きおく」ものでは全く意味をなさない。まず審議会の構成を消費者・市民の声を反映したものにすべきであり、公募に基づく公平な人選に改めるべきである。厚生労働省の本来の職務は、市民の健康や安全を守ることだ、ということを自覚すべきなのである。これができない限り、今回の申請は却下すべきである。

以上


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