遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
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日本でGMOをつくらせないために・・・・・・・・・
GMウォッチ市民ネットワーク
立ち上げの提案とご協力のお願い
全国で進められている遺伝子組み換え作物栽培に対抗する、市民による監視システムづくりを提唱する。
2003年9月、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの会議で提案したが、その後、具体的提案がないまま時間が過ぎた。このたび、具体的な形を示し、提案したいと思う。
名称を「GMウォッチ市民ネットワーク」とし、全国で活躍されている個人・団体を問わず、ご協力をお願いする。
「GMウォッチ市民ネットワーク」
運動参加申込書
「GMウォッチ市民ネットワーク」
監視報告書
1 現状
日本でも、遺伝子組み換え作物の商業栽培が準備され始めており、平行して進められている実験圃場での栽培と合わせれば、日本全国いたるところで栽培が行われている実態がある。
商業栽培を推進しているのが、バイオ作物懇話会(長友勝利代表)というGM作物推進団体である。この組織は、米多国籍企業モンサント社と共同で除草剤耐性大豆の作付け運動を進め、2001年は全国9カ所、2002年は6カ所、2003年は3カ所(茨城県、岐阜県、滋賀県)で栽培を行った。これまでのところ、大半が花粉の飛散が起きる以前に、刈り取られている。しかし、本年は、栽培箇所がいくつになるか不明であり、全国展開を図っており、しかも収穫を目指し始めている。
民間企業では、モンサント社が自社の圃場で栽培試験を行っている。シンジェンタシード、ダウ・ケミカル、デュポンなどは、茨城県の独立行政法人などの圃場で栽培試験を進めている。日本の民間企業は、遺伝子組み換え食品からは撤退傾向にあるが、花の開発は積極的であり、医薬品や健康食品用の遺伝子組み換え作物の開発には熱心である。栽培試験は増大こそすれ、減少しそうにない。
また、農業生物資源研究所のような、かつての農水省の研究機関(現在は独立行政法人)は、積極的にGM開発を進め、栽培試験を行っている。昨年は、北海道・茨城県・香川県の野外圃場でGM稲を試験栽培したが、今年はそれを上回る勢いである。地方自治体は予算削減の影響を受けて、撤退するところ
が目立つが、岩手県のように積極的に推進している自治体もある。筑波大学のような一部の大学でも実験圃場での栽培試験が進められてきた。
今年行われる栽培試験は、現在掌握しているだけで、次のものがある。
| 直立葉半矮性イネ(つくば市・農環研圃場、開発者・農業生物資源研) 半矮性イネ(つくば市・農環研圃場、開発者・農業生物資源研) 殺虫性トウモロコシ(牛久市・植物調整剤研究協会圃場、開発者・シンジェンタシード) 除草剤耐性・殺虫性トウモロコシ(牛久市・植物調整剤研究協会圃場、開発者・デュポン) 除草剤耐性ワタ(河内町・モンサント社圃場、開発者・モンサント) 収量向上ジャガイモ(つくば市・農環研圃場、開発者・農業生物資源研) トリプトファン高蓄積イネ(つくば市・中央農業総合センター圃場、開発者・作物研究所) 除草剤耐性・殺虫性トウモロコシ(つくば市・農環研圃場、開発者・ダウ・ケミカル) 除草剤耐性ダイズ(つくば市・農環研圃場、開発者・モンサント) 同前(河内町・モンサント社圃場、開発者・モンサント) 除草剤耐性トウモロコシ(西那須野・町畜産草地研圃場、モンサント) 除草剤耐性トウモロコシ(西那須野・町畜産草地研圃場、バイエル・クロップサイエンス) 除草剤耐性ダイズ(西那須野・町畜産草地研圃場、モンサント) |
以上の試験栽培は、西東京市のケースを除いて、今年2月19日に施行された生物多様性条約カルタヘナ議定書国内法に基づく、生物多様性への影響評価試験である。また、同時期に「第一種使用規定承認組換え作物栽培実験指針」という、農水省にかかわる研究機関にだけ適用する指針がつくられ、GM作物の栽培に関して、周辺住民の理解を得ることが求められたことから、各地で説明会が開かれている。
その説明会は、開発した作物のよい点だけが述べられ、作物がどんなものか、といった肝心な情報や、負の情報がほとんど述べられず、参加者から強い不満が出ている。その結果、参加者からの質問に回答できないところが続出して、西東京市の東大大学院の圃場で栽培されようとした収量向上ジャガイモの実験は中止に追い込まれ、ダウ・ケミカル、シンジエンタシード、デュポンが開発したトウモロコシは、説明会が再度開かれるなど、異常な事態となっている。
2 全国で監視するネットワークの提唱
いずれにしろ、さまざまな形で栽培実験が行われており、花粉の飛散による遺伝子汚染が広がっていく可能性が高い。さらに、本格的な収穫を目指して作付けすると、GM作物栽培先進国で見られる不可逆的な汚染拡大を招く可能性が強い。
作物は、いったん野外で作付けされると、人間のコントロールを失う。現在起きているメキシコでのトウモロコシの原生種へのGM汚染など、一連の生態系破壊が、そのことを雄弁に物語っている。シュマイザー事件の教訓を、私たちは忘れてはいけない。花粉の汚染が広がれば、わが国でも遺伝子汚染の被害を受けた上に、モンサント社によって特許侵害で訴えられるケースが起こる可能性もある。
また、国産だから安全という神話も崩壊する。私たちは、遺伝子組み換え作物の国内作付けを認めるわけにはいかない。遺伝子組み換え大豆の作付け運動を阻止し、遺伝子組み換え稲の野外実験をやめさせ、実験圃場で行われているさまざまな遺伝子組み換え作物の栽培をストップさせ、遺伝子汚染の拡大を阻止する必要がある。
そのために、全国で「GMウォッチ市民ネットワーク」をつくり、私たち自身が、独立行政法人、自治体の実験、大学や民間企業の実験、バイオ作物懇話会の一般圃場での栽培を監視する必要が強まっている。
3 目的
このネットワークは、各都道府県ごとに個人・団体が栽培を監視し、事前阻止はむろん翌年の栽培を阻止し、遺伝子汚染を食い止めるのを目的とする。実際、今年の場合、西東京市の東大大学院の圃場での実験を事前に阻止することができた。
また、このGMウォッチ市民ネットワークをつくること自体が、栽培そのものの抑止効果にもなる。このネットワークは各都道府県単位での監視運動である。この活動が進めば、各自治体での、GM作物栽培規制のための条例・指針・議会決議などをバックアップすることができる。さらには、学校給食にGM食品を使わない運動や、食品表示の改正を国に求める運動の基盤にもなる。
4 運動の内容
1、それぞれの自治体で独自の運動形態・活動を行い、情報は全国で共有化する。
2、具体的な運動の内容は、実際に運動を進めていきながら、つくっていく。可能であれば、各都道府県単位で複数の個人・団体が参加できるようにし、事務局を設けて個人・団体をまとめていく。
3、監視の対象は、主に農水省の研究機関(独立行政法人)、自治体の農業試験場、バイオ作物懇話会、民間企業(モンサント、シンジェンタシード、バイエル・クロップサイエンス、ダウ・ケミカル、デュポンなど)とする。
4、日常的な活動としては、地元の都道府県・市町村や、JAに対する交渉や働きかけを行い、情報の収集とともに、栽培に対する牽制を行っていく。
5、自治体に、GM栽培規制のための条例・指針・決議を上げさせていく。
6、運動形態は、基本的に各地の取り組みにゆだね、情報の共有化のための形式を整えていく。
ぜひ、このGMウォッチ市民ネットワークづくりを成功させて、日本からGM作物を追放しよう。
(天笠啓祐)
| 「GMウォッチ市民ネットワーク」運動参加申込書 「GMウォッチ市民ネットワーク」運動監視報告書 |
(連絡先)遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
рO3−5155−4756・FAX03−5155−4767
7月14日 今年行われる栽培試験 訂正と追加
訂正
誤 除草剤耐性イネ(つくば市・農環研圃場、開発者・モンサント)
正 除草剤耐性ダイズ(つくば市・農環研圃場、開発者・モンサント)
追加
除草剤耐性トウモロコシ(西那須野・町畜産草地研圃場、モンサント)
除草剤耐性トウモロコシ(西那須野・町畜産草地研圃場、バイエル・クロップサイエンス)
除草剤耐性ダイズ(西那須野・町畜産草地研圃場、モンサント)