遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
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2001年 9月25日
農水大臣
武部 勤 殿
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐
狂牛病(牛海綿状脳症)と飼料についての公開質問状
2001年9月22日未明に、貴省は国内で狂牛病が確認されたと記者発表されました。
この牛は、8月6日に神経症状を呈していることが発見され、通常の病性鑑定対象として頭部は検査に回され、残部は全て加工場で脳も含めた牛の全身から油分を分離し、残りを肉骨粉にされました。
狂牛病の猛威によって、EUの酪農は大ダメージを受け、200万頭といわれる牛が焼却処分されたといわれています。狂牛病の原因は牛が感染した肉骨粉を食べたことが原因とされていますが、EUから動物性飼料を輸入している日本での狂牛病の国内感染は、十分予見できたことです。日本での狂牛病問題は、一頭の発見のみで終わるとは到底考えられず、汚染が深く広がっていることが懸念されます。
今回、狂牛病の牛への対処が遅れたのは「日本には狂牛病の牛は出ない」という安易な思いこみが貴省にあったからに他なりません。これは、昨年5月に、私たちキャンペーンの検査で飼料からスターリンク・トウモロコシが検出された時に、「米国が、未承認の遺伝子組み換えのものを輸出するはずがない。米国を信頼している」と貴省の担当官が発言されたように、貴省の管理体制における致命的欠陥を再び表す結果となりました。情報を公開しないで、後手後手に危機管理意識が全くないままその場を取り繕っている貴省の対応に、私たち消費者は強い不信感を感じざるを得ません。
以下の点について質問いたしますので、10月3日に、議員会館にてご回答いただきますようお願いいたします。
1.北海道佐呂間町、千葉県白井町での調査結果について詳細に教えてください。特に肉骨粉による感染ルートは分かったのですか。
2.感染が疑われる牛のその後の情報をすべて公開してください。それらの牛について、母子感染など、垂直感染はあると考えていらっしゃいますか。
3.1980年代から1990年代前半にかけて、イギリスから肉骨粉が入ってきているというデータがあると言われてますが、貴省は否定しています。この点についてデータを示して詳しくご説明下さい。
4.貴省では、これまで異常プリオンを用いて、どのような感染実験を行ってこられましたか。
5.貴省は、肉や牛乳が安全だと発言されていますが、その根拠を明らかにしてください。どのような経口感染試験結果に基づいて安全としているのかデータを示して下さい。
6.牛由来の製品として、コラーゲンやゼラチンなどは安全と考えていらっしゃいますか。またその根拠は何ですか。
7.貴省では、感染する生物種の範囲は、どこまでと考えているのですか。豚や鶏が感染しないとする根拠は何ですか。人間への感染の可能性はあると考えていらっしゃいますか。感染がないとすればその根拠を教えてください。
8.ペットフードで輸入されている肉骨粉は、どこがどのようにチェックしているのですか。外国ではネコの感染も報告されていますが、ネコの調査は行っていますか。
9.濃厚な接触感染はないと考えていらっしゃいますか。感染がないとすればその根拠はなんですか。
10.動物性飼料を法的に禁止する手立ては考えていらしゃいますか。
11.EUでは動物性飼料につづいて遺伝子組み換え飼料の追放が広がっています。今後日本ではどのように対応されますか。
12.プリオンは、DNAやアミノ酸配列ではなく、蛋白質の構造が変化して感染します。遺伝子組み換え食品や飼料でも同様の問題があると思いますが、蛋白質の構造にまで踏み込んで安全性を評価していないのはなぜですか。
13.遺伝子組み換え飼料添加物のリジンとトリプトファンが認可されようとしていますが、トリプトファン事件の教訓はどのように評価されていますか。
以上