天笠啓祐 私たち、遺伝子組み換え食品に反対する運動を進めている市民は、今回のコーデックス特別部会に対して、概略、次の七つの要求をアピールしてきた。
これらすべてがコーデックスの特別部会で議論されているわけではない。しかし、現在議論されている内容の根幹をなしていることは間違いない。 1の「追跡可能性」では、スターリンク事件が起きた際のケースで、生産現場から最終消費先まですべて追跡できるようにすべきであり、その追跡可能性を保証することを、私たちは要求してきた。そのためには、遺伝子組み換え作物は、通常の作物と、分離作付け、分離流通、分離輸出を原則とすべきである。 2の「予防原則」は、いまや環境問題や食品の安全性の問題での大原則になりつつある。これは「疑わしきは、市民の安全の側に立つべきだ」というもので、遺伝子組み換え食品でも、安全性で「予防原則」の確立を、私たちは要求してきた。それと同時に、実質的同等性の廃棄、生態系への影響が懸念される以上、組み換え作物の作付け凍結が必要である。 3の「正当な根拠」は、米国・カナダが主張する「科学的根拠」に対するものである。これまで「科学的根拠」にしても、プシュタイ博士の実験すら無視するという、「非科学的」なものだった。いかに恣意的に利用されてきたかを見てきたときに、すべての市民の知る権利、選ぶ権利の確立こそが、それ以前の権利として確立されなければいけない。そのことを私たちは要求してきた。今度の運動の教訓として、次の七点が必要であると感じた。
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